重要! リチウムポリマー電池の注意事項

  取扱いを間違えると、火災や怪我の危険性があります。


リチウムポリマー電池を使用するにあたり、必ず正しい取扱い知識をお持ち下さい。
万が一、怪我をしたり火事になってもメーカーや販売店は責任を持ちません。
リチウムポリマー電池のリスクを理解し、あくまでも自己責任で使用されることが前提条件となります。



■充電について

必ずリチウムポリマーに対応した充電器を使用して下さい。
バッテリーの種類・セル数・電流の設定を絶対に間違えないようにしてください。

(設定方法は各充電器の説明書を参照して下さい)
設定が正しい充電の場合でも、各セルの電圧のばらつきにより発火する可能性があります。
充電は燃えやすいものが近くにない場所で、目を離さないように行って下さい。
過充電の火災に備えて消火器等を備えてください。

<充電中にリチウムポリマーバッテリーが膨れ始めたら>
 直ちに充電を中止してください。(さらに充電し続けると爆発します!)
バッテリーを外して安全な場所で様子を見て下さい。 

発火の危険性については、フォックスコーポレーションのサイトが参考になります。

充電方法については、K&Sのサイトエアクラフトのサイトが参考になります。


■放電について

リチウムポリマー電池にはメモリ効果がないため、放電無しで追加充電するだけで使用できます。
過放電はバッテリーを痛めるだめでなく、使用不可能な状態にまでします。
使用後にスイッチを切っても微弱電流が流れるため、その状態で数時間放置すると過放電になってしまいます。
使用後は、バッテリーコネクターを必ず抜くようにして下さい。



■使用について

各リチウムポリマー電池ごとに、放電電流(最大電流、レギュラー電流)が決められています。
それ以上の電流を流すと、爆発する可能性があります。
モター、プロペラとの組合せには十分に気をつけて下さい。
電流計(クランプメーター等)を使用して、使用時の電流を計測することもお勧めです。

使用していると、各セルの電圧にばらつきが出てきます。
セルにばらつきのあるリチウムポリマー電池では、過放電、過充電の危険があります。
数10サイクルに一度、リポバランサー等で各セルの電圧を揃えることをお勧めします。

衝撃による破損にも気をつけて下さい。



■保管方法について

充電容量約50〜80%の状態で保管するのが良いと言われています。
満充電の状態で保管しますと、自然に電圧が上昇する場合があるため、電池が膨らみ使用不可能になることがあります。



■廃棄方法について

塩水に2〜3日漬けて完全に放電させてから、燃えないごみとして廃棄して下さい。
(リチウムポリマー電池自体に有害物質は入っていません)



■保証について

コネクター取付後のリチウムポリマー電池については、いかなる製品保証もありませんのでご注意下さい。
リチウムポリマー電池にコネクターを取付ける前に、テスターで電圧チェックすることをお勧めします。
(電圧チェック時、コネクター取付作業時には、ショートさせないよう充分気を付けて下さい)

<正常な電圧の範囲>
2セル 6.6V〜 8.4V
3セル 9.9V〜12.7V
4セル 13.2V〜16.9V


リチウムポリマー電池を安全に使用するのはユーザーの責任です。
メーカー及び当店は、リチウムポリマー使用によって起こるいかなる対人・対物事故、損害、破損について一切の責任を負いません。